ペダルを現在のクランクブラザーズのビンディングから、シマノのSPD-SLへの変更を進めていきます。
前回のシューズの選択は、依然検討継続中ですが、手元にあるペダルのメンテナンスをしておこうと思います。
このペダル、R7000(105グレード)で、バイクを中古で買った時に付いて来た物なんですよね。
我が家に来たのが2019年6月頃だったと思うので、ざっと3年弱の間、押入れで眠っていた事になります。
手で回した感触ではヌルッと動くので、問題は無さそうなんですが、パーツをいじるのも趣味の範疇なので、ここは分解して掃除とグリスアップをしましょう(^∇^)
まずは準備(なんで?ってねぇ〜)
さっさと作業に入ればいいのに、なぜに準備が必要なの?て声が聞こえますが、このグレードは専用工具が必要なんですよね〜(>_<)
代替えが効く様な物では無いので、素直に購入します。
そして届いたものがこれ。
裏返してびっくり(@_@)。レンチをはめる2面の幅が広いんだけど。ググってみたら36mmだそうな。実測したらこんな寸法だったよ。
工具箱を漁ったら、いつも使ってるモンキーレンチがギリハマるではありませんか(*´∀`)♪
持ってて良かった〜。過去の俺ってエライ!
シマノ(SHIMANO) 工具 TL-PD40 専用工具 PD-A520 PD-M434 PD-M520 PD-M515 PD-R600 PD-R540 PD-R535 PD-M85…
では作業に取り掛かりましょう。
ペダル分解
ペダルの分解で最も注意するべきは、逆ネジの存在で、下手をすると壊しかねないので十分に確認しましょう(オーバー過ぎない?)(๑>◡<๑)
シマノさんの専用工具には、チョー親切な事に緩める方向が記載されています(スンバラシイ)
基本、右側のペダルは逆ネジになってます(クランクへの取り付けネジは左側が逆ネジなので、ややこしい)。
この部分の締め付けトルクは「8−10Nm」なので、結構しまってます。回す時にズレない様にペダル本体と工具をしっかり持って回しましょう(最初がチョット回れば、後はすんなり回せましたよ)。
ここが外れれば、シャフトがズボッと抜けます。
先端のナットとその左側の球押しでロックされているので、緩めて外します。
先端のナット=7mm、玉押し=10mm。10mmのスパナは薄型があると良いですね。私持って無かったので、普通のスパナでやってみましたが、気を付けてやれば大丈夫でした。
バラバラになった状態がこちら。
ベアリングは1カ所あたり12個入ってましたので、無くさない&場所が変わらない様に気を付けておいておきます(グリス付いてると転がってかないんですが、綺麗にするとコロコロ転がってくので要注意です)。
パーツクリーナー&ウェスで拭き取り掃除した姿はこちら。
銀色の筒の部品=一体ワン(ベアリングの当たるワン)の向きも間違わない様に注意です。
グリスも十分残っていてパッと見綺麗な色だったんですが、拭き取ってみると結構汚れが入っていました。
特にクランクに取り付ける根本側に汚れが入り込む構造の様でしたので、今後注意が必要そうです(分解図見る限りでは、アルテグラ以上のグレードでは、ダストシールが付いている様です)。
グリスの汚れぐいあいはこんな感じ(うまく撮れてないですね)
グリスアップ
フィニッシュラインのセラミックグリスを投入します。
シャフトにグリスを乗って、黒いパーツに通してから、根本側にグリスを付けてベアリング玉を乗せます(黒いパーツの内側に樹脂軸受がありますので、この部分にもグリスを多めに塗っておきます)。
一体ワンを向きを確認してハメて、先端側へグリスを塗って、ベアリング玉を乗せます(小さいスプーンにグリスで玉をくっ付けて乗せていきます)。
後は玉押しを入れて、ロックナットを締め込み、ベアリングの動きにガタが無くて最も軽く動く位置に調整(玉当たり調整)してロックします。
最後にペダル本体へ差し込んで、専用工具で締め込み組み立て完成です(逆ネジに注意)。
左側のペダルも同じ要領で作業します。こちらは正ネジです。
バラして〜お掃除して〜
グリスアップして〜
玉押しとロックナットで玉当たり調整して、本体に専用工具で固定して完成ですd(^_^o)。
まとめ
気になる点を書いておきます。
R7000(105)グレードは、専用工具が必要です。TL-PD40。
右側は逆ネジ(クランク取り付けネジは正ネジ、ややこしいx2)。
玉押しの10mmスパナは薄型があればベスト(普通のものでも掛かりの薄さを注意すれば出来たよ)。
クランク側(根本側)にダストシールが無いので、ゴミや水の侵入に注意(樹脂軸受が入っているので、それほど神経質にならなくても良いかもですけどね・・・)。
今回のメンテナンスで、回転はメチャクチャ軽くなりました。
少し走った後にガタ付きとかのチェックをして、最終的な完成ですけどね(^_^)
ペダルの準備はできたので、あとはシューズとクリートですね。
コメント
このベアリング仕様のペダルは、結構ナーバスに手入れしないと、グリスが外に流動して玉が遊んでグラグラしてきたり、締めすぎると虫食い発生したりですぐに不調がでます。
ライド前に横に引っ張って少しでも遊び有ったら締め直したほうが良いですよ。外側にベアリング集まってるので、僅かなぐらつきも命取りなりますよ。
も さん
はじめまして。コメントありがとございます。
シマノ製なので頑丈なのかと思ってましたが、そうでも無いんですね。
命取りになるとは、要注意ですね。チェックする様にします。
今見てみましたが、大丈夫でした。
ありがとうございました。