前回のライドの後で気がついた、左側のSTIレバーの根本のクラック。
万一STIレバー折れて外れてしまったら、即落車につながる危険が。
本来なら交換っていうのが正しいのかもしれませんが、STIレバーってかなりお高いパーツなんですよね。
だからって、そのまま使うって言う訳にもいかないので、状況確認して自己責任で修理を試みます。
完全なる自己責任での処置である事をご了承ください!
まずは状態の確認
カバーをめくって見た感じ、まずは表側。
レバー取り外して、裏側も見てみたら、しっかり割れてます。
ボルトの頭側のほんの一部分が繋がっているだけで、ガッツリとクラックが入っています。
手で押したり引いたりしても、特にぐらついたりする事はないのですが、ボルトを締め込むとクラックが広がる感じなので、やはり何か補修なり補強をしないとまずい感じですね(T . T)
トライ1:ステンレスワイヤーで補強
シマノのSTIレバー:ST-R8020 の材料刻印は、「PA-CF」=カーボンファイバー強化ポリアミド(ナイロンですね)とありますので、接着剤等での補修は難しそうです。
ある程度の熱をかけて溶かす+同じ様な材料を溶かして補充してクラックを埋める+金属系の補強材を埋め込んでやる って感じで補修+補強しようと思います。
我が家には100均で買った(多分)ハンダゴテがあったので、これを使ってトライしてみます。
本当はこんなので作業するのが良いのかも・・・
補強材にはステンレスのワイヤーを波状に曲げて、ハンダゴテで熱しつつ押し込んで、クラックの上から埋め込めないか試します。
残念ながらハンダゴテが弱すぎたのか(30Wしかないし)いくら押しつけても、痕がつく程度で食い込んで行かない(´Д` )
もっと細い金属ワイヤーに変更する事にします。
トライ2:ケーブルのシールド線で補強
細いワイヤーを探してみたのですが、そんな都合の良いものは無く、やっと見つけたのはケーブルのシールド線(かなり細い)。
これを多数、同じく波状に曲げて押しつけてみます。
クラックの穴埋めとしてガラス繊維入りナイロン(PA-GF)の樹脂材をとかして補充もしました。
裏側はPA-GFの樹脂材を、ハンダゴテで溶かして肉盛りして補強してみました。
補修&補強完了
表面をヤスリで滑らかにして、数時間放置=樹脂が十分冷えてからハンドルバーへ取り付け。
ヤスリで擦ったら、ちょっとシールド線が出てきちゃったので、擦れてカバーがダメージを受けない様に、ビニールテープを貼っておきました。
シマノのマニュアルでは、STIレバーの固定ボルトの締め付けトルクは、6〜8Nmと書いてありましたが、カーボンハンドルなので、4Nmで固定しておきました。
多分、以前もこのくらいで固定してたと思っていますが、どうしてクラックが入ってしまったのか、原因は不明です。
ご近所を25kmほど走ってみましたが、特に問題はない様です(貧脚ですしね(^^))
追加の不安材料もあり
念の為、右側のレバーも見てみたら、微妙にクラックぽいものが∑(゚Д゚)
ガビョーン!これはどうしたものか、悩みます。
このブログで記録とったので、クラックが広がる様なら補強しようかと思います。
次回作業する事になったら、ちゃんと道具を用意しようかなと
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