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プレスフィットBB86分解組付、定期メンテナンス

メンテナンス

TREK EMONDA ALR5 DISKのBB(ボトムブラケット)は、プレスフィット(圧入)式のBB86規格なんです。

プレスフィットBBは、メンテナンス性が悪いので、異音が発生すると即交換とかって聞いた事がありますけど😵、皆さんどうされてますか❓

私のBBも例に漏れず、年に一回位の頻度で、踏み込んだ時にカチカチ音が出たりしていましたので、年一回位を目安に完全に分解して、メンテナンスしてます。

今回はこのメンテナンス方法をご紹介します。この方法のメンテナンスを始めてから約3年、嫌な異音は聞いた事がありません。予防が出来ているんだと思っています😃。

因みにオリジナルで付いてたシマノのBBだと、数千円レベルなんで、交換も有りかな〜って思っちゃいますけど……でも、

正直シマノのBBは使いたく無いんです。何故なら、オリジナルで圧入されてたシマノBBを、推奨の方法=内側から叩いて外す方法、で外そうとした時にメチャクチャ固くて(固着してるレベル)、結局破壊して外す事になったからです😭。圧入面にグリスも塗るなってなってて、使い捨ての扱いなんですよねー、ちゃんとメンテすれば全然使えるのに勿体ないぞー😤(ケチでごめんなさい🙇)。

おまけに、叩いて外すなんてヤバイと思いませんか?。大事なベアリングは樹脂のケースの中にはまってはいるんですけど、樹脂が変形しちゃったら、ガタつきが出て音鳴りが起きやすくなったり壊れてしまったり、更には無理な力が掛かってフレームにダメージなんて最悪なんですけど。

プロとかレースやってる方の様にコンマ何秒を争うことの無い、休日ホビーライダーなので、自分でメンテしながら長く使える方が断然良いと思ってます😎。このメンテも趣味のうちですし😁

最高の性能を求められる方は、プロショップでお願いしてるでしょうしね。

セラミックBBにグレードアップしてるので、そうそう簡単に交換なんて考えられ無いって言うのも理由の一つなんですけどね😜

一般的には圧入されてるベアリングを抜く工具には、ベアリングプーラーって専用の工具があるのですが、これとほぼ同じ原理(ネジでじわじわと外す)でプレスフィットBBを抜く工具があるんですよ😁このセットで取り外しも取り付けも両方出来るんです。私はコレを使ってメンテナンスしてます😁。ACRZプレスフィットBBツール(各種規格に対応します:BB86、BB90、BB​​92、BB30)

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中華(台湾?)系の工具ですので、ややリスク(当たり外れ含めて)はありますから、自己責任でお願いします。ネジを回して使う工具なのでネジ部には必ずグリスを塗ってから使う様にすると良いと思います。

BB取り外し

クランクは既に外した状態からスタートです😁

TNIセラミックBBが入ってます
使う道具達、ビニール入ってるのは使いません。

中から押し出せる様に部品を仕込んでいきます。半割になったパーツ(J)をBBの中に入れて、中から引っ掛かる様に90°起こしておく。

メーカー取説から一部抜粋
メーカー取説から一部抜粋

丸い棒状のパーツを、反対側から差し込んで、その先端を半割パーツを広げる様に差し込む。

抜き出す方の外側に、アダプタ(O)とネジ付きパーツ(C)をセットして、六角穴付きの長いネジを、丸い棒状パーツから通して手で締め込んでいきます。パーツ単品での組み立たイメージは下の写真のイメージです。

組み立てるイメージはこんな感じです

アダプタ(O)はフレームへの合わせて向きを変えて組み合わせる必要が有りますので、事前にフレームに当ててみて、ガタが無くしっかり当てられる事を確認してから作業した方が良いです。

アダプタ(O)がBBとフレームに上手く組み合わされている事を確認して、六角レンチでゆっくりと締め付けて行ってもらうと、ポコっと外れます。

BB外れたとこ

時々、ベアリング本体だけが抜けて来ることがあります(アダプターの位置がずれてることが多いのかと思ってます)。私の場合は後でベアリングを外すので気にせずに、同じ手順で樹脂製のカバーをやさしく外しておきます。違うメーカーのBBでベアリングが外れないタイプだと壊してしまっているかも知れませんので、セットする時に気を付けてください。サイズ的な問題もあるかも知れませんので、要注意ですよね。

反対側も同じ要領で、やさしく外してあげてください😀

BBのグリスアップ

BBがはずれたら、メインの掃除とグリスアップをしましょう。

まずは樹脂製のボディからベアリング本体を外します。私の使っているTNIのBBは内側からぐっと押すと簡単に外れます。

ぐっと押した後、BB外す時に使った半割のパーツと丸棒のパーツを使ってます

ベアリングはシール付きなので、気をつけながらゴムシールを外して、パーツクリーナーで洗浄します。

パーツクリーナーで綺麗になったベアリング

パーツクリーナーで洗浄すると、クリーナーの気化で冷たくなる(=結露で水がつく)ので、日向に置いて水分を飛ばしてからグリスアップします。

ベースで使うのはフニッシュラインのセラミックグリスです。よく「パンパンに入れておきました」なんて記事を見ますが、入れすぎは抵抗になるだけですので良くないと思っています。はみ出して来ることもあるので、ほどほどに😁(フルセラミックベアリングだとグリスではなく少量の専用オイルを入れる様になっていると思います。このTNIのBBはボールだけがセラミックなので、グリスが必須なんですよね)

セラミックグリス注入
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ここで更にレスポチタンスプレーも追加します(私いつもこの組み合わせで使ってます)😉。大体片側に2プッシュ位。最近売ってないので、ほぼ同じチタン配合のマシンスプレーに切り替えかな〜。量も多くて単価は安くなる感じですけど、チタンの配合率が違うみたいですけどね‥。

樹脂製のカバーの内側と外側もパーツクリーナーとかで綺麗にしておきます。ここに異物がついたままで組み立てすると、異音やトラブルの原因になるので注意が必要です。

ベアリングを元通りBBに組み付けして、ロードバイクへの組み立てに移ります。

BB圧入組立て

片側づつ圧入していきます。

メーカー取説から一部抜粋

圧入用工具の組み立てイメージはこれです。

右側:圧入BBを押さえる、左側:フレームを押さえる

フレームとBBにグリスを薄く塗って、工具の六角レンチをゆっくり回して圧入します。BBが真っ直ぐに入っていくのを確認しながら回していきます。

反対側も同じ要領で圧入します。

BBのツバの部分とフレームの隙間が無い様に圧入できれば完了です。更にギュウギュウに締め付けるのはNG、BBか工具が壊れてしまいますので、ご注意を!

補足とまとめ

取り外し時のアダプタ(O)のセットに少しコツがあります。

  • アダプタの内側をBBが通って抜けていくので、BBに当たっていないことを確認
  • アダプタには表裏があって、それぞれ段差の寸法が違っているので、セットした時にフレームとしっくり収まる方をセットする。

作業は慌てずにゆっくりと作業してください。無理な力をかけない様に❗️ですよ😁

プレスフィットBBの異音解消にはとても効果があるメンテナンスだと思います。ただし、もともとが圧入という少々微妙なセッティングになりますので慣れとコツが必要です。自己責任にて実施してくださいね。この記事が参考になれば幸いです。

なお、互換性のあるスレッドフィットBB(左右のBB同士をネジで締め付けて止める感じ)が出てきていますので、そちらに変えた方が先々楽にメンテナンスが出来るんじゃ無いかなと思っていますので、候補にされるのも良いのかと😁。でも結構お高いですよね😢(セラミックでなければそうでも無いかも‥‥‥)。

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